基本的に、定年退職祝いも、通常の退職祝いも、お祝いをしてもらったお返しは「必要ありません」。
退職後しばらくした時点で、お礼と近況の報告を兼ねた手紙やお礼状を送るだけで十分です。
ただし、
・これからも付き合いがある
・お返しをしないと気が済まない
・職場の慣習でお返しをすることになっている
・地域の慣習でお返しをするのが普通
なら、この限りではありません。
そのようなときには、以下のようなマナーでお返しするといいでしょう。
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退職祝い・定年退職祝いの「お返し」にのしはつける?
お返しはする必要のない「お返し」ですが、あえてするなら、のし(熨斗)は、
・紅白ちょう結びの祝儀袋を使います。
・表書きは「御礼」「感謝」です。
ただし、職場や地域でお返しをする決まりになっているなら、そのやり方でお返しをするのが一番です。
「ちょう結び」は何回も結び直すことができる結び方です。
そのため、何度あっても喜ばしいことに使われます。
退職祝いのお返しの金額は?品物だと何?
お返しの金額は「半額程度」が妥当ですが、職場での習わしがあるんならそちらにならうのがいいでしょう。
お返しの品物は、職場ならお茶の時間に消費してもらえるようなお菓子の詰め合わせ、コーヒー、お茶がおすすめです。
記念品のようなものは贈られても取り扱いに困ることがあります。
そのため、消費してなくなるものが無難です。
私の勤めていた会社では、退職する人は最後の日にお菓子の詰め合わせを持参するのがならわしでした。
退職者が女性の場合、業務に支障がなければお茶の時間に「お世話になりました」と、一言あいさつをしながらお菓子を配っていました。
男性は部署ごとにお菓子を置いていくだけでしたが、それで退職祝いのお返しということにしていました。
退職後は、旅行や新婚旅行のお土産を持ってあいさつに来る人も中にはいましたが、お返しがなくても誰も気にしない雰囲気の職場でした。
退職後に付き合うこともあまりなかったからかもしれません。
おわりに
個人的に親しくしている人からのお祝いは、これからも付き合いがあると思いますので個人的にお返しをするのがおすすめです。
ご祝儀袋でお祝いをもらったなら、同じように返すのがマナーでしょうが、親しい間柄なら旅行のお土産として渡してもいいですよね。
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