笠間「茅の 輪くぐり」の見どころは?交通規制や通行止めはどこ?
(画像:http://www.kasama.or.jp/より)
日本三大稲荷神社で知られている笠間稲荷神社では、毎年6月下旬に「茅の輪(ちのわ)くぐり」「車の茅の輪くぐり」という行事が執り行われています。
参拝者自身や自分の車やバイクを茅の輪をくぐらせることで、これまでに溜めてきた穢れ(けがれ)を祓い(はらい)清めることができると考えられています。
2016年の「茅の輪くぐり」の日程、由来、交通規制情報などをご紹介します。
2016年笠間「茅の輪くぐり」の日程・見どころは?
2016年の「茅の輪くぐり」の日程は、
6月26日:午前10時より「車の茅の輪くぐり」
6月30日:午後16時過ぎから「夏越しの大祓式・茅の輪くぐり」
の予定です。
「茅の輪くぐり」は、笠間稲荷神社の夏越し(なごし)の大祓(おおはらえ)式の一環として催されます。
この「輪くぐり」のために、神社境内に茅の輪の設置が行われます。鳥居ぐらいのサイズなのでかなり大きめの輪になります。
この輪の中を参拝者は作法にのっとってくぐり抜けます。
茅の輪は災難を免れると考えられています。
輪をくぐり抜けることで、正月から6月までの半年間で気づかないうちに犯してしまった過ちやけがれを浄化し、そして後半の半年間を無事に過ごせるように祈ることができると伝えられています。
26日の「車の茅の輪くぐり」は、自動車やバイクに乗った参拝者が茅の輪をくぐり抜けるという珍しい光景を見ることができます。
こうすることで、交通安全を祈願するのです。
この他にも、工事用の車両やバスも登場します。
茅の輪くぐりの由来は何?
笠間稲荷神社で行われる大祓式は、飛鳥時代から受け継がれてきた国家的なイベントです。
6月と12月の半年ごとの大祓をすることで、ため込んでしまった穢れを祓い清めて、フレッシュな気持ちで新たに生活をしようということですね。
式の中では、人の形をした紙に、名前や生年月日を書きます。
そして、その紙で体をなでた後、三回息を吹きかけます。
そうすることで、その紙の人形にこれまでの罪や穢れを移すということです。
そして、「中臣祓(なかとみのはらえ)」という、日本古来から伝わる祝詞をあげる式が行われます。
この後、参拝者は「茅の輪」をくぐることで半年間の祓いを済ませることができるわけです。
どうして「茅の輪」なのでしょうか?
それは、古事記や日本書紀に登場する素盞鳴尊(スサノオノミコト)が登場する言い伝えに関係しているのです。
輪をくぐることで「祓い清められる」なんて面白い考え方ですよね。
笠間「茅の輪くぐり」のアクセス情報
車の場合:
・東京方面からは、「常磐自動車道」から「北関東自動車道」に入り、「友部IC」を出たあと、国道355号を笠間方面(約15分)へ向かいます。
・郡山方面からは、「磐越自動車道」「栃木都賀JCT」「北関東自動車道」に進み、「友部IC」を出たあと、国道355号を笠間方面(約15分)へ向かいます。
・いわき方面からは、「常磐自動車道」水戸ICを出て、国道50号を水戸方面(約20分)へ進みます。
電車の場合:
JR 常磐線の友部駅からJR水戸線へ乗り換えて、笠間駅で下車。
笠間駅から徒歩で20分、タクシーを利用するとおよそ5分です。
バスの場合:
笠間観光周遊バスまたは高速バスが利用できます。
いずれも笠間稲荷神社前で停車します。
笠間「茅の輪くぐり」の交通規制や通行止めは?
笠間稲荷門前通り商店街では、6月30日の 「大祓式・茅の輪くぐり」にあわせて、さまざまな協賛イベントが予定されています。
それに伴い、笠間稲荷門前通り商店街の全区間が歩行者天国となる予定です。
車両通行止めになる時刻は、午後5時~9時30分までとなっています。
おわりに
笠間市は「笠間焼」でも有名な土地です。
「茅の輪くぐり」を参拝したら、ぜひ笠間焼もご覧になってくださいね。