「母の日」白と赤のカーネーションの元々の意味は?
「母の日」は世界中で行われていますが、日本の「母の日」はアメリカが発祥国であることをご存知でしたか?
最初の「母の日」は1908年にお祝いされました。
最愛の母を亡くした女性が、母を追悼をするために白いカーネーションを贈ったことに由来しています。
最愛のお母さんを亡くしただけで「母の日」が完成するのも不思議ですよね?
そして「赤いカーネーション」「白いカーネーション」には意味があるのです。
それはいったい何なんでしょうか?
なぜ、母の日にはカーネーション?由来や歴史は?
「母の日」のイベントは、1908年にアメリカで行われました。
アメリカ人女性であるアナ・ジャービスさんは、1905年に最愛のお母さんを亡くしました。
アナさんのお母さんは和平活動家でした。
内戦中だった当時、敵味方わけ隔てることなく兵士の救護にあたりました。
アナさんのお母さんは「Mother’s Day Work」というクラブを結成し、地域の衛生状態の対処改善に取り組んでいました。
そんなお母さんの活動を讃えたいという人も現れましたが実現しませんでした。
そしてお母さんが亡くなった後、アナさんはお母さんが愛していた白いカーネーションを捧げて追討を行いました。
そして、「母の日」というイベントを行ってはどうかというキャンペーンを始めました。
アメリカの議会では「母の日」があるなら「義母の日」も作ったらどうだい?
と男性の議員に嘲笑されたそうです。
でも、1910年にはアナさんの努力が報われることになり、「母の日」とい祝日が誕生したのです。
日本では昭和の初期に、日本独自の「母の日」があったようですが、戦後はアメリカ式の「母の日」がクリスチャンにより普及しました。
母の日のカーネーションの色「白」「ピンク」の意味は?
アナさんが送ったのは「白いカーネーション」です。
それは「お母さんが好きな花だったから」というのが理由ですが、カーネーションが「母の日」のシンボルとして使われ始めました。
当初は、
・お母さんがいない子供は「白」
・お母さんがいる子供は「赤」
のカーネーションを胸に飾る。
といったルールがあったようですが、お母さんがいない子供たちへの気配りからカーネーションは「赤」に統一されました。
私が子供のころから「母の日は赤のカーネーション」だったので、そういうならわしなのかなと思っていました。
「白」や「ピンク」は新しい品種が出た結果かと(笑)。
そういった背景なので「ピンク」には特に意味はありません。
おわりに
最近では紫や黄色、2色などカーネーションはカラフルになっています。
カーネーションのそれぞれの色で「花言葉」があります。
でも、花言葉にはいい意味とちょっと良くない意味の両方がある場合がおおいです。
花言葉を気にするお母さんならいい意味の花言葉を添えてあげるといいと思います。
(Image by nadeco70 from Pixabay)