龍ヶ崎市撞舞(つくまい)の時間・見どころ・交通規制・通行止めは?

2021年8月19日

竜ケ崎つくまい

(画像:http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/より)

龍ケ崎の「撞舞(つくまい)」は、八坂神社の夏季の例大祭である「八坂祇園祭」の最後の日に行われます。

このお祭りの見どころは、「舞男」と呼ばれる2人が、およそ15メートルの柱を命綱もなしで昇り、柱の上で逆立ちしたり、綱を渡るといったパフォーマンスをすることです。

撞舞の儀は、文化庁が国選無形民俗文化財に(1999年)、茨城県が無形民俗文化財に(2000年)に指定しています。

伝統的なパフォーマンスでありながら、迫力とスリルを楽しむことができる龍ヶ崎市祇園祭の「撞舞」は、一度見ておいて絶対損はありません。

2016年の祇園祭のスケジュールは以下の通りです。

開催日時:7月22日~24日
撞舞は最終日の24日の18:00頃から。

会場:祇園祭は龍ヶ崎市八坂神社、商店街大通りほか
撞舞は根町撞舞通り

2016年の八坂祇園祭を楽しむための見どころ、歴史、交通規制などをご紹介します。

龍ヶ崎「八坂祇園祭」「撞舞(つくまい)」の見どころは?

八坂神社祇園祭の最大の見どころは、撞舞(つくまい)と呼ばれる曲芸です。

撞舞と書いて「つくまい」と読む、呼び名も変わていれば、そのパフォーマンス自体も大変珍しいため、関東三大奇祭りにも数えられています。
撞舞は、3日間行われる八坂祇園祭の最終日の夕刻に行われます。

舞男たちは唐草模様の衣装に身を包み、アマガエルのお面をかぶるという奇妙ないでたちです。
この由来は、この曲芸が「雨乞い」や「豊作」を祈願して行われることからと伝えられています。

舞男たちは、「おごど囃子(市指定無形民俗文化財)」というお囃子に合わせて、15メートル近くもある「撞柱(つくばしら)」を命綱もなしにどんどん昇っていきます。

それだけではなく、舞男たちは柱の上に用意された円座に立ち、そこで矢を放つという勇敢な芸当までしてみせてくれるのです。

さらに逆立ちをしたり、綱渡りをしたりと、文字通り「息をのむ」素晴らしいパフォーマンスを披露します。

これは一度は見ておきたいですよね。

龍ケ崎 撞舞の歴史

竜ケ崎つくまい

(画像:http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/より)

撞舞は奈良時代に中国から伝えられた「散楽(中国からやって来たエンターテイメント色の強い芸能)」が、時代の移り変わりや地域色と融合しながら姿を変えたと考えられています。

撞舞が生まれた背景には、龍ヶ崎市民の生活の糧が天候に稲作であったことから、「雨乞い」や「疫病よけ」を祈願したと思われます。

現存する資料からは「蜘蛛舞(くもまい)」という曲芸が江戸時代に人気だったことが分かっています。

そしてそれが撞舞と酷似していること、舞男の衣装について書かれた資料も複数見つかっていることなどから、撞舞は200年以上の歴史があるとみられています。

また「撞」は柱や竹竿に相当する「橦」の字が変化したものと考えられています。

アクロバティックな曲芸に必須のアイテムである長い柱の先という意味合いもあったようです。

面白いことに、龍ヶ崎市の撞舞と似たような儀をほかの地域でも見ることができます。

例えば、千葉県旭市、野田市、多古町、秋田県の潟上市でも見ることができます。

「撞舞(つくまい)」へのアクセス

電車の場合:
・常磐線「佐貫駅」で関東鉄道に乗り換え「竜ケ崎駅」で下車、徒歩10分。

車の場合:

・国道6号線~県道208号線(地名:小浮気)~県道5号線(地名:小通幸谷)~小通幸谷信号を龍ケ崎市街地方面へ。

・圏央道「阿見東IC」を出て「県道25号線」~竜ヶ崎阿見線バイパス(地名:新山)~県道34号線を龍ヶ崎市方面へ

龍ケ崎市内の交通規制・通行止めは?

八坂祭礼期間中は夕刻より交通規制(車両通行止め)が予定されています。
(注意:2015年の規制を参考にしています。随時更新予定です。)

7月22日(土):
・18:30~21:00「米町五差路」 ~「砂町バス停付近」
・18:30~21:00「長谷川商店前」~「岡野ランドリー前」

7月23日(日):
・17:00~21:00「米町五差路」 ~「シャルンカメラ」
・18:30~21:00「シャルンカメラ」~「砂町バス停付近」
・18:30~21:00「シャルンカメラ」~「砂町バス停付近」

7月24日(月):
・17:00~21:00「龍ヶ崎小学校前」~「根町中村鮮魚前」
・18:30~21:00「シャルンカメラ」~「砂町バス停付近」
・18:30~21:00「米町五差路」 ~「シャルンカメラ」
・18:30~21:00「長谷川商店前」~「岡野ランドリー前」

おわりに

龍ヶ崎を訪れたなら、地元でしか味わうことのできない名産品をぜひ味わってみてください。

龍ヶ崎まいんコロッケ、海老原商店の「ききょうのしずく大吟醸ケーキ」、つかもとの「芋甘納豆」、もみの木の「げんこつクッキー」等等・・・。

見て楽しんで、味わって楽しめるので来年もまた龍ヶ崎市の祇園祭に足を運びたくなりますよ!