2016「下館祇園まつり」見どころ・歴史・由来・交通規制は?

2021年8月19日

下館祇園

(画像:http://www.chikuseikanko.jp/より)

2016年も下館祇園祭(しもだてぎおんまつり)が開催されます。

「平成神輿」という担ぐ規模としては日本一のお神輿や、川の中で神輿を担ぐという「川渡御(かわとぎょ)」など、国内でも類を見ない催し物が盛りだくさんの見ごたえのあるお祭りです。

2016年の下館祇園祭の日程は以下の通りです。

開催日程:2016年7月28~31日(4日間)
開催場所:下館駅前周辺、五行川

28~30日の3日間:下館駅北口駅前通りにて大神輿の渡御
31日(早朝):市内を流れる勤行川で「川渡御(かわとぎょ)」

下館祇園祭を満喫するための見どころ、歴史、交通規制などをご紹介します。

下館祇園祭はなぜ有名?見どころは?

下館祇園祭は、茨城県筑西市の下館地区で毎年7月、下館羽黒神社により開催されます。

下館エリアのそれぞれの町から巡行される神輿およそ30基に加えて、重さが2トンもある「平成神輿」、1トンの「明治神輿」が市内を練り歩きます。

また、羽黒神社の主祭神である「玉依姫(タマヨリビメ)」由来の「姫神輿」も登場、こちらは女性限定で担がれるお神輿です。

「平成神輿」は人が実際に担ぐ大きさとしては日本最重量です。近年では映画の題材(タイトル「またいつか夏に」)にもなったことがあるため、よく知られています。

祭りの最終日の朝早い時刻から、市内を流れる五行川(ごぎょうがわ)において、「川渡御(かわとぎょ)」という儀が行われます。

「川渡御」は、祭りの間に神輿についてしまった氏子たちの穢れ(けがれ)を川へ流し、そして清めるという儀式です。

お神輿が実際に川に入ってしまうという光景は、日本国内ではとても珍しいです。
こんなに見どころが多いお祭りも珍しく、毎年すごい人出なのがうなずけます。

下館祇園祭での予定は、

一日目:伊達組平成神輿・明治神輿、玉依会・姫神輿渡御
二日目:伊達組平成神輿・明治神輿、玉依会・姫神輿渡御・子ども神輿渡御
三日目:わっしょいカーニバル(市内・県外から10団体近くの大神輿が参加)・子ども神輿渡御(子ども神輿宮入り)
最終日早朝 明治神輿、川渡御(勤行川)明治神輿宮入り

が予定されています(ウィキペディアより)

下館祇園祭の歴史・由来は?

kawatogyo(画像:http://www.chikuseikanko.jp/より)

下館祇園祭の歴史や由来は、戦国時代にまで遡ると伝えられています。

室町時代の初期に、下館城の城主であった水谷勝(みずのやかつうじ)が、領土内の平和を祈願するために始めたといわれます。

今のような祭りの形式が一体何年頃から根付いたかということについては、現存する資料からは断定はできていないようです。

ただ、明治時代に始まった形式は、他の村で行われていた形式を参考にしたということが文献から分かっています。

重さが1トンもある「明治神輿」は、日清戦争に勝利をした記念として作成されました。「平成神輿」とともに、下館祇園祭の見どころとされています。

下館祇園まつりへのアクセス

電車の場合:

・東京方面から―東北本線「小山駅」で水戸線に乗り換え「下館駅」で下車。

・茨城県内から―常磐線「水戸駅」で水戸線に乗り換え「下館駅」で下車。

・真岡鐵道(もおかてつどう)、関東鉄道常総線を利用―「下館駅」で下車。

会場は、下館駅北口を出てすぐです。

車の場合:

・東京方面から―常磐自動車道「谷和原IC」を出て国道294号を下館方面へ。

・水戸方面から―北関東自動車道「桜川筑西IC」を出て県道7号線~県道14号線を下館方面へ

・土浦方面から―県道199号線を下館方面~県道125号線~県道14号線を下館方面へ

下館駅前立体駐車場、しまむら下館店、下館スピカなどがありますが、数に限りがあるため、可能であれば公共交通機関の利用がおすすめです。

下館祭りの交通規制・通行止めは?

下館衹園祭りの期間中は、歩行者天国による交通規制が予定されています。
年度により、規制エリアが変更になる場合があります。

今年度の規制エリアが発表になり次第、情報を更新します。

例年ですと、下館駅前通り一帯のエリアから勤行川までの区間です。
下館駅付近の国道50号線も規制区間に指定されています。

実施時間は、
・28~30日の3日間は18:00~22:00ごろまで、
・「川渡御」が行われる31日は、勤行川周辺が18:00~21:00ごろまで車両通行禁止

おわりに

下館の祇園祭の来場者数は県内外を問わず、年々増えているようです。

平成神輿、明治神輿、姫神輿に加えて川渡御という珍しい儀も見ることができるのは下館まつりだけです。

綿々と受け継がれる素晴らしい茨城の行事に訪れてみてはいかがでしょうか。