「喪中」の結婚式の出席はどうする?欠席理由を書くべき?
喪中の期間に結婚式の招待状を受け取った場合の断り方ってどうしたらいいのでしょうか?
それとお、結婚式に出席しても大丈夫なのでしょうか?
巷では、
「49日の忌が明ければ出席しても大丈夫」
とか、
「身内での弔事を優先させるべき」
といったことが言われているのをあなたも聞いたことがあるかもしれません。
正しくはどのように取り扱ったらいいのでしょうか?
四十九日の忌明けが過ぎたら出席しても大丈夫?
基本的に、喪中は結婚式には出席しません。
喪中の期間は、
・配偶者、両親(義両親)、子供、兄弟姉妹、孫では「1年」、
・その他の親族は「四十九日」
といわれています。
地域による違いも多少あるかもしれませんが、上記の期間で考えると、祖父母が亡くなった場合の喪中では、四十九日の忌明けが過ぎれば出席しても問題ありません。
そうなると、結婚式の二次会の出席も大丈夫ということになります。
喪中の期間の結婚式の招待状の返信はどうする?
あなたが喪に服しているときに、結婚式への招待状が送られてきたら、
「やむを得ない事情のため」
と、書いて返信します。
欠席の理由を正直に書く必要はありません。
「喪中である」ことは、縁起のよいことではないのでぼかして伝えるのが礼儀です。
一般的に、結婚式の招待状を受け取る前には、招待側から「招待状を送っても大丈夫ですか?」といったお伺いがが事前にあるものです。
電話で連絡があれば「いま喪中なので」ということを伝えることができますが、最近はそういったお伺いをメールで送ることが増えています。
「喪中」というあなたの欠席理由は、文面として残ってしまうメールでは返信せずに、電話で伝えるのが無難です。
また、結婚式に出席する予定でいたら身内に不幸が起きてしまうこともあります。
そんな場合は、できるだけ早めに欠席の連絡をしましょう。
招待する側は、席順表を印刷したり、料理や引き出物の注文といった準備をしているためです。
出欠の返事は、メールや電話で済ませるようなことはせず、同封のハガキで返事をするのが正式なマナーです。
メール、電話、口頭での返事は失礼にあたります。
喪中で結婚式を欠席した場合のご祝儀はどうしたらいい?
慶事と弔事が重なってしまうときは、基本的に弔事を優先します。
そのため、喪中に結婚式に出席するのはお祝いの席にふさわしくないため、欠席するのがマナーです。
でも、お祝いを渡すことは問題ありません。
あなたが気になるなら、忌明けが過ぎてから改めてお祝いをしても構いません。
おわりに
最近では喪に服す期間に対する解釈が緩くなってきているようです。
とはいっても、結婚式というお祝いの席で、喪中の人が出席するのを気にする人もいます。
そのため「一応、忌明けは過ぎていますが出席しても大丈夫でしょうか」のようにお伺いを立てることをおすすめします。