なぜ飛行機に「リチウム電池」を預けられない?理由と持ち込み方

2021年7月29日

リチウム電池

スマホ(スマートフォン)やデジカメ(デジタルカメラ)は、今や、プライベートでもビジネスでも必需品となっています。
特にスマホは24時間フルタイムで活躍してくれるので、いつでも充電しておきたいと考えるのは当然のことです。

そのため、旅行に出かけるときは充電器があるとかなり便利です。
しかし、飛行機で移動をする場合、スマホやデジカメの充電器の取り扱いに気を付けなければいけません。

充電器は、預け入れ荷物に入れることができません。つまり、空港で預け入れする荷物(スーツケースなど)に入れずに、あなたの手荷物に含めて機内に持ち込まなければいけないということです。

「リチウム電池」をチェックインできない理由

スマホの充電器は「リチウムイオン電池」を使用しています。

このリチウムイオン電池は、衝撃が加えられたリ、湿度が変化することによって発火したり、爆破したりといった危険をはらんでいます。
これはスマホに限らず、預け入れスーツケース内のラップトップなども発火事故を実際に起こしています。

そのため、リチウムイオン電池はスーツケースに入れて預け入れをせずに機内持ち込みをします。ワット数の制限もありますが、個人が使用する通常の機器の範囲ならまずこれを超えることは少ないです。

空港のセキュリティチェックはエックス線検査でかなり詳細に調べています。そのため、きちんとルールに従わないと、せっかくチェックインして搭乗ゲート前で
くつろいでいるところを呼び出される可能性があります。呼び出されてせっかく詰めたスーツケースを開けなければいけません。

そのため、リチウムイオン電池を使用した充電器は「機内持ち込み」になるよう荷造りをしておきましょう。

毎回チェックしておきたい航空会社のルール

預け入れできるスーツケースの大きさ・重さ・個数、機内持ち込み荷物の大きさ・重さといった事項は、個人で前もって調べておくのが常識です。
それらの情報をチェックする際には、スマホの充電器についても確認しておきましょう。

「過去に利用したことがある航空会社だから」という理由でチェックを省略するのはあまりお勧めできません。

なぜなら、ルールはしばしば改定されることがあるからです。

充電コード(壁のコンセントから充電するタイプのもの)はスーツケースに入れても、手荷物に含めてもどちらでも大丈夫です。

最近の飛行機は座席にUSBソケットが用意されているものが多いです。
USBソケットを使えば、あなたのスマホを機内でも充電することができます。

航空会社の規定は、年々、細かく厳しくなっているように感じるかもしれませんが、これはすべて私たち乗客の安全を確保するためのものです。
規定さえきちんと守ってればなにも不安になることはありません。

あとは旅を楽しむだでけです。