飛行機で携帯を使ってはいけない理由って?

2021年7月29日

機内でスマホは?

飛行機に乗ったら、通信機能がついている機械は「電源を切る」か「飛行機モード」にする必要があります。

タブレットやラップトップにも通信機能があるので、同様に「飛行機モード」にする必要があります。
これはどいう言った理由からなのでしょうか?

飛行機が運行するためには、地上から送られてくる電波を受信する必要があります。
電波を受信できない、とか、受信が妨害されたなどということになると、運行上大変危険ですよね?

高い空の上で迷子になったり、事故を起こしてしまっては大変です。
こんなに小さい携帯電話でも、大きな機体である飛行機が受信する電波を邪魔してしまう可能性があるんです。

それを守らなかったために、逮捕されたり、ほかの乗客に迷惑をかけてしまうことがあります。

これまでにどんな事件があったか?

2007年に国内線で、再三の注意にもかかわらず携帯電話の電源を切ることを拒否し続けた男性がいました。その男性を降ろすため、飛行機はやむなく滑走路から引き返しました。結局、この男性を空港で降ろした後、その飛行機は30分遅れて離陸することになりました。
この男性は数か月後に逮捕されました。

その前の年の2006年は、また国内線で、離陸時にメールを打っていた男性がいました。電源を切るように注意されたことに逆上した男性を説き伏せるため、約1時間も離陸が遅れました。この男性は、飛行機を降りるように言われると態度を軟化させました。でも、他の乗客の足を止めてしまいました。

ルールは守ってスマートに旅をすべき

確かに、「電源をうっかり切り忘れてしまった」という人もいるでしょうし、「本当は電源を切らなくても大丈夫なんじゃないか」などどわざと切らない人もいるかもしれません。。

キャビンアテンダントたちの目を盗んで、こそこそと隠れてテキストやメールを送る人も少なからずいるはずです。
さらには「飛行機に乗るときはいつも携帯の電源を切らない」などと武勇伝のように自慢する人もいます。

それでも飛行機は無事に運行するかもしれません。

でも、故意にルールを守らないという人たちは、どのような飛行機のトラブルが起こりうるか、自分がほかの乗客にどのような迷惑をかけてしまうのかといった想像力に欠けているといってもいいでしょう。
自分の都合だけしか考えられない、とても浅はかな人たちといってもいいでしょう。
他の乗客に迷惑をかけてしまった場合、飛行機の計器に乱れが生じさせた場合、とても償いができるとは思えません。

おわりに

飛行機で移動をするなら、ルールを守ってスマートに旅をしたいものです。
スマホの電源が切れないぐらいで、飛行機の運行を邪魔して、他の乗客へ迷惑をかけ、さらに逮捕なんてことになったら、かっこ悪いですよね。