飛行機の預け荷物に液体はNG?段ボールは預けられる?

2021年7月29日

液体はOK?

空港のカウンターで預ける荷物(スーツケースなど)の中にはシャンプー、香水、化粧水、お酒のような「液体」を入れても大丈夫です。

スーツケースに液体を詰める際には、中身がこぼれたり、容器が割れたりした場合の他の中身の被害を最小限にするため、ビニールで包んでおくことをおすすめします。

日本国内の空港では、荷物は丁寧に取り扱われる方ですが、海外の空港になると、スーツケースは無造作に放り投げられてしまうことが日常茶飯事です。

スーツケースはシェルタイプ(プラスチック製)ならバスタオルなどで簡単にくるむ程度で十分です。
ソフトスーツケース(布製)ならさらに少し厚めにくるみ、それを箱か何かに入れるとより安心です。でも、洋服の間で動かないように入っていれば大丈夫です。

機内持ち込みの荷物は、セキュリティチェック(保安検査)で厳しく検査されます。
飛行機の中で使いたい化粧品は、あらかじめ100mlの透明なボトルに入れるか、トラベルサイズやサンプル品を使いましょう。
それらのアイテムをジップロックのような透明のバッグに入れてセキュリティチェックで提示しなくてはいけません。

空港で段ボールを預けることはできる?液体もOK?

スーツケース同様に段ボールを預けることができます。

段ボールにも同様に液体を入れることができます。
段ボールは厚めで丈夫なものを選びましょう。
他のスーツケースと一緒に飛行機に格納されるため、上から何個も他人のスーツケースが乗せられることを想定しておいた方がいいです。

そのため、壊れては困るものは段ボールには入れない方が無難です。
何度もガムテープで補強し、できるなら荷造り用のひもで2重ぐらいに縛っておくのが理想的です。
ちょっとやそっとじゃ崩れないようにするのがポイントです。

そうすることにより、荷物を取り扱う人が結び目を見てどちらが上かを確認することができますし、ひもの部分を持って取り扱ってくれます。

また、帰国する場合の段ボールには、名前と住所を書いておきましょう。
どこかの空港で迷子になったときに見つけてもらいやすく、紛失・盗難を防ぐのに役に立ちます。

スーツケースも段ボールもチェックインの前に、すべて写真を撮っておくことをおすすめします。
なぜなら、ロストバゲージ(預け入れ荷物の紛失)の場合、クレームタグと一緒にその写真を見せることで、発見のプロセスをスムーズにしてくれます。

また、「Fragile(「フラジャイル」と発音します)扱いでお願いします」とカウンターで依頼すると「Fragile」と書かれたステッカーを預け入れ荷物に貼付してくれます。
これにより、あなたの慎重に取り扱ってくれることになっています。
でも、このステッカーが貼ってあったとしても海外の空港では手荒に扱われることもしばしばあるので、過剰な期待はしない方が無難です。

スーツケースや段ボールが不安定な場合は、中身が飛び出さないようにチェックインカウンターで大きなサランラップのようなもので荷物をぐるぐる巻きにしてくれます。
預け入れ荷物が心配ならカウンターで相談してみてください。

(くれぐれもスーツケースは大丈夫なのにも関わらず、ターンテーブルでの目印として使うために巻いてもらうのはNGです。)