海外旅行ひとり旅の体験談「インド」ボランティアとストリートチルドレン

2021年8月5日

インド一人旅

一人旅の行先としてインドも根強い人気があります。
タージマハール、アグラ城、フマユーン、ガンジス川、風の宮殿など、観ておきたいスポットもたくさんあります。

インドを初めての海外旅行で一人旅した方の体験談をご紹介します。

あなたの旅の参考にしてみてください。

「インド」へ一人旅の体験談:ボランティアとストリートチルドレン

生まれて初めての海外旅行一人旅として、バックパックでインドに行きました。
以前旅行会社で働いていたこともあり、旅行に関する知識もあったので、ツアーではなくすべて個人手配しました。
宿泊先は現地で直接宿と交渉しました。

最近はインターネットが世界中で普及しているので、現地にいても夜行列車を手配したり、FACEBOOKを活用して他の旅行者と連絡を取りあって情報を集めて旅をしました。

インドでの目的は、マザーテレサが創設したマザーハウスで、ボランティアをすることでした。
ハンセン病患者や障がい者、孤児たちのためにつくられた施設がインド国内に数か所あり、世界中の旅行者が短期のボランティアとして活動に参加しています。

私は障害児がいるお宅で約2週間、障害児たちの食事の世話などをしました。
彼らは質素で何もない生活をしていましたが、そこにはたくさんの人々の優しさや愛情を感じることができ、日本で恵まれた暮らしをしてきた私にとって、自分の人生を見つめなおす貴重な経験になりました。

貧困問題が深刻なインドでは、路上で生活している子供たち、いわゆるストリートチルドレンたちがたくさんいます。
彼らは道行く人々に食べ物や飲み物、お金などを要求します。

私は自分にできる限りのものは分け与えてあげたいと思ってインドに来ましたが、物を与えてはいけないとマザーハウスでは人々に教えています。
なぜなら物を与えることは必ずしも彼らにとっていい影響をあたえることではない、むしろ物乞いで生きていくことを覚えてしまった子供たちが一生物乞いになってしまう可能性があるからです。

私がジュースのペットボトルを持って町を歩いていると、ストリートチルドレンたちがジュースをくれとペットボトルを奪おうとしました。
5人ほどの子供たちが私の後を追ってきました。

しかしものを与えられないはがゆさに、何とも言えない悲しみを覚えました。

次に一人旅をするなら、メキシコに行ってみたいと思います。
メキシコには様々な興味深い古代文明の遺跡がたくさんあり、今でも解明されていない謎がたくさんあるからです。

日本から遠く離れた南米の文化や食文化、人々の生活をぜひ見てみたいです。