機内で英語「シートを倒しても?」「シートを戻して」「席はどこ」

2023年4月23日

私の席はどこ


海外旅行といったら国際線のフライトです。
ハワイ行きでは7時間、アメリカやヨーロッパでは10時間以上のフライトが当たり前です。

そのため、少しでも快適に過ごせるように、そして少しでも体力を温存しておくために座席シートを倒してゆっくりくつろぎたいですよね。

座席を倒すとき、後ろの人に「座席を倒してもいいですか?」と聞いた方がいいのでしょうか?
また「私の席はどこ?」「ここは私の席ですが・・・」といった例文を紹介します。

機内での英語「シートを倒してもいいですか?」

国際線では何も言わずに倒す人が多いです。

そもそも座席は「倒れるように」設計されているので、「倒して当然でしょ」と一部の人が思うのは理解できます。
なので当たり前のように最大限で倒している人もいます。

日本の新幹線の中では「座席を倒してもいいですか?」と、後ろの人に気遣って声をかける人がいます。
こういうマナーを示してくれると、お互いに気持ちがいいものです。

でもそこは文化の違いがあるので、わざわざ声をかける必要はないと考えている人もたくさんいます。

だから「倒してもいいですか?」と、声をかけると、

「は?」

みたいな表情をされることもあったり、「どうぞ」と返事をしてくれたりとさまざまです。

声をかけるかどうかはあなた次第ですが、他の人を思いやることができるマナーだと私は感じていますが、どう思われますか?

座席の背もたれを倒したいときは、以下のように言うことができます。

Excuse me, may I recline my seat?
Excuse me, do you mind if I recline my seat?
すみません、私の席を倒してもいいですか? 

機内での英語「シートを倒してもいいですか?」

食事の時間になると、CAさんは機内食を配膳しながら、

「後ろの人が食事をしますので席を戻してください」

と、シートを倒している人に声をかけます。

たまにCAさんが声をかけるのを忘れたりすることも。

そうなると、前の人はシートを倒したままです。
シートが倒れたままだと、食事がしにくいんですよね。

そんなとき、前の人にこう話しかけることができます。

Excuse me, I would like to eat my meal and would like you to put your seat upright.
または
Excuse me, could I ask you to put your seat back in the original position as I would like to eat now?
すみません、食事をしたいのであなたのシートを戻してもらってもいいですか?  

また、CAさんを見つけてお願いこともできます。
(こちらの方がおすすめです)

Could you ask the person in front of me to put his/her seat forwards?
私の前の座席の人に彼のシートを戻してもらうように言ってもらえますか?  

くれぐれも角が立たないような口調で、まずは丁寧にお願いするのがいいと思います。

シートは倒してはいけないという決まりがあるわけではないので、前の人が倒していても文句は言いづらいです。
(広いスペースが欲しいなら、座席のアップグレードを考えた方がいいです。)

そのような場合のアイデアとして「自分の背もたれを倒して少しでもスペースを確保する」というものがあります。

くれぐれも「膝や足で前の座席を押したり」とか「自分の席の空調を最大にして前の座席の人の頭に向ける(笑)」といったことはトラブルにつながる可能性が高いのでやめておいた方がいいです。

機内で英語「私の席はどこですか?」

国際線の飛行機は大きいので、自分の席が見つけにくいこともあります。
そんなときは、自分のチケットを見せながら、CAさんにこう尋ねましょう。

Excuse me, where is my seat?
または
Could you help me to find my seat, please?
すみません、私の席はどこですか?  

「こちらの通路側です」とか「あちら側です」という風に教えてくれます。

「前を通らせてもらえる?」

あなたの席が窓側だとします。
誰かがすでに通路側の席に座っていることもあります。

そんなときはこのように言って、通らせてもらいます。

Excuse me, my seat is the window seat, could I get through?
すみません、私の席は窓側です。前を通ってもいいですか?  

「えっと、そこは私の席なんだけど・・・」

もしも誰かが間違えてあなたの席に座っていたら?

まず、自分のチケットを再度確認します(念のために!)。
間違いなければ、その人に話しかけます。

Excuse me, I think this is my seat…
または
I think the seat you are sitting in is mine.
すみません、ここは私の席だと思うのですが・・・。 

それだけ言えば普通の人は「ごめんなさい」とか言いながら動くはず。
なぜか動こうとしない珍しい人がいたら、CAさんを呼びましょう。

Someone is sitting in my seat.
I said it was my seat, but for some reason he/she wouldn’t move.
Can you help me with this?
私の席に間違って座っている人がいます。
そこは私の席だって言いましたがなぜか動いてくれません。
対応してもらえますか? 

「トイレに行くので前を通らせて」

あなたの席は窓側です。
トイレに行きたくなったら、通路側に座っている人の前を通らせてもらうことになります。

Excuse me, I would like to go to the lavatory, may I pass in front of you?
すみません、トイレに行きたいのですが前を通ってもいいですか?  

トイレから戻ったら、席を立ってくれた人に「Thank you.」とお礼を言うのを忘れずに。

おわりに

新幹線の中で「座席を倒してもいいですか?」と聞かれると悪い気はしません。
「いいですよ」と、自然と答えてあげたくなります。

海外でもそういった心遣いを嬉しく感じてくれる人もいますし、実際に「倒していい?」って聞いてくれた人もいます。
でも、多くの人は倒しても倒されてもそんなに気にしていないような印象でした。

だから「聞かないでシートを倒したけど大丈夫かな?」なんて心配する必要はないと思います。