「飛行機に乗る」ということは一度経験してしまえばシンプルですが、初めてだと当日の手順がよく分からず、不安になりやすいものです。
・何時までに空港に行けばいいの?
・空港に到着したら何をするの?
・どの飛行機に乗ったらいいの?
などなど……。
国内線のチケットの手配から空港での動き、到着後の流れまでを順を追ってまとめてみました。
チケットの購入
チケットは、主にオンラインか旅行会社で手配します。
オンラインで購入すると、座席や便を選べたり、手続きも比較的簡単だったりするので、自分のペースでいろいろと決めたい人に向いています。
旅行会社を利用すると、相談しながら決められる点がメリットです。
現在はeチケット(電子航空券)が主流で、紙の航空券は基本的に使いません。予約が完了すると、予約番号やeチケット番号、QRコードなどがメールで届くので、それらを当日の空港に持って行き、手続きに使います。
その昔は、旅行を申し込むと旅行会社から紙の航空券が送られてきたものです(それを空港でボーディングパスに交換)。手軽になったのはいいけれど、自宅で持ち物チェックしているときに航空券がないのは少し寂しく感じます(なんでもスマホ、スマホだから笑)。
ボーディングパス(搭乗券)の受け取りは当日の空港で行う場合が多いです(後述)。なお、航空会社によっては、オンラインチェックインを利用して事前にボーディングパスを発行することもできます。
荷物の準備
荷物は「手荷物」(機内に持ち込むもの)と「預け入れ荷物」(カウンターで預けるもの)に分かれます。
手荷物には財布、スマートフォン、貴重品、当日使う小さな荷物などを入れます。サイズ・重量・個数には制限があり、航空会社や運賃によって条件が異なります。
預け入れ荷物は、着替えや大きな荷物などを入れるスーツケースが代表的ですが、必ず預ける必要があるわけではありません。機内に持ち込む手荷物だけで必要なものをまかなえたり、現地で必要なものを調達したりする予定なら預け入れ荷物を用意しなくてもいいと思います。
注意点として、危険物や刃物類や液体物などには機内への持ち込みや預け入れについてそれぞれルールがあります。また、飲料や化粧品、医薬品なども種類によって制限が設けられている場合があります。
これらの条件は航空会社や路線によって異なります。荷物を準備するときには利用する航空会社の規定のご確認を。
オンラインチェックイン(24時間前)
国内線でも国際線でも、オンラインチェックインを済ませておくのがおすすめです。スマホやPCで数分操作するだけで、空港でのストレスを大幅に減らせます(よく確認できるように、私はいつもPCから行っています)。
国内線のオンラインチェックインはANA、JALなど主要キャリアでは出発の24時間前から可能。ただし、航空会社・便・予約条件などによってオンラインチェックインを利用できないケースもあるようです。
オンラインチェックインをすると搭乗券をスマホ(モバイル搭乗券)や自宅のプリンターで用意しておけるので、チェックインカウンターの列をスキップできます。
預け荷物がなければ、チェックインカウンターに並ぶ必要がないのでそのまま保安検査場へ向かえます。混雑する朝や夕方の便でこの「列に並ばない」というメリットは非常に大きいです。
預け荷物がある場合でも、オンラインチェックインを済ませておけば一般的に手荷物預け専用カウンターなどを利用できます。通常のチェックイン(発券+荷物預け)よりも簡素な手続きになるため、その分の負担が減らせます(個人的な印象ですが、私が見かけるときは手荷物預け専用カウンターはいつも空いているようです)。
また、オンラインチェックインには座席を選ぶ際のメリットもあります。
航空券の種類によっては、予約時点では座席指定ができなかったり有料だったりすることがありますが、オンラインチェックインでは空席状況を確認しながら座席を選べます。「窓側がいい」「前方の席がいい」と座席マップを見ながら選べる点がメリットです。
オンラインチェックイン以外でも事前に座席指定ができる航空会社があります。また、一度座席を確保した後でもオンラインチェックイン画面から座席変更ができることもあります。
当日の空港での流れ
空港到着の目安
いよいよ搭乗の日。
空港へは出発時刻の2~3時間前を目安に到着するのが一般的です。預け入れ荷物があるときや混雑が予想される時期は、時間に余裕を持つのがおすすめです。
チェックイン、手荷物預け、保安検査などにはそれぞれ締め切りがあります。締め切り時刻は航空会社や空港、行き先などによって異なるため、利用する航空会社の案内を確認します。特にLCCではチェックインや手荷物預けなどの締め切りが早めに設定されているようです。
私はいつも空港には早めに着くようにしています。当日、電車が遅れたり車が故障したりといったアクシデントも考慮して余裕をもって家を出ています。
あまり早く着きすぎてチェックイン手続きがまだ始まっていないことも多いですが、まったく気にしません。焦って到着して慌てて手続きするよりも、早めに着いて待っているほうが気が楽だからです。
家族で空港が好きなので時間を持て余すこともまったくありません。空港内のカフェや売店でいくらでも時間をつぶせるし、案内表示を確認しながら待機しています。
チェックイン
事前にオンラインチェックインを済ませて、搭乗券も取得済みで預け入れ荷物がないなら空港のチェックインカウンターや自動チェックイン機で改めて手続きをする必要はありません。そのまま保安検査へ進めます。
それ以外は、航空会社のカウンターや自動チェックイン機でチェックイン手続きを行います。
オンラインチェックイン済み+預け入れ荷物あり
カウンターで荷物を預ける
航空会社のカウンターでオンラインチェックインで取得した搭乗券を提示して、預ける荷物を係員に渡します。
係員が荷物を受け付けて荷物に手荷物タグを取りつけます。手続きが終わったらクレームタグ(手荷物引換証)を受け取ります。その後、搭乗券を持って保安検査へ進みます。
自動手荷物預け機を使う
自動手荷物預け機を利用するときは、搭乗券を機械に読み取らせて画面の案内に従って手続きを進めます。機械から手荷物タグが出てきたら自分で荷物に取り付けます。取り付け方は機械の案内に従います。
手荷物タグを取り付けた荷物をコンベアに載せて、クレームタグ(手荷物引換証)を受け取ります。その後、搭乗券を持って保安検査へ進みます。
空港でチェックイン+預け入れ荷物あり
オンラインチェックインをしていない場合は、航空会社のカウンターや自動チェックイン機でチェックイン手続きを行います。
カウンターでチェックインするときは、予約情報を確認してもらい、搭乗券を発行してもらいます。預け入れ荷物があれば、そのまま係員に渡します。チェックインから荷物を預けるところまで、カウンターで係員が手続きをしてくれます。クレームタグ(手荷物引換証)もここで受け取ります。その後、搭乗券を持って保安検査へ進みます。
自動チェックイン機でチェックインするときは、発行された搭乗券を持って、預け入れ荷物を航空会社のカウンターまたは自動手荷物預け機で預けます。クレームタグ(手荷物引換証)もここで受け取ります。その後、搭乗券を持って保安検査へ進みます。
クレームタグ(手荷物引換証)について
クレームタグ(手荷物引換証)は、預け入れ荷物を預けたときに発行される控えです。預けた荷物を特定するための番号などが記載されています。
預けた荷物が出てこないなどのトラブルがあったときは、航空会社にクレームタグを提示して荷物の追跡を依頼します。そのため、クレームタグは到着空港で荷物を無事に受け取るまで保管してください。
保安検査
保安検査場では、搭乗券を提示して搭乗者と機内に持ち込む手荷物の検査を受けます。搭乗者は金属探知機などで、手荷物はX線検査装置などで検査されます。
手荷物はトレイに載せ、スマートフォンや鍵などの金属類、PC、液体物などは、検査員の指示に従って取り出します。上着を脱いでトレイに入れるよう指示されることもあります。検査が終わったら、手荷物を忘れずに回収します。
液体物は、国内線では国際線よりも制限が緩やかです。飲み物などは機内に持ち込めますが、酒類やスプレー類、化粧品・医薬品などは、容量や種類によって制限があります。搭乗前に利用する航空会社の持ち込みルールを確認しておくのがおすすめです。
搭乗口での待機
空港内の案内ボードやモニターで、便名・出発時刻・搭乗口(ゲート番号)を確認します。搭乗口が表示されたら表示されたゲートへ移動します。「搭乗中」と表示されていたらすぐに搭乗口へ向かいます。
まれに搭乗口が変更されることもあるため、移動したあとも案内ボードやモニターで確認しておきます。
搭乗開始のアナウンスがあるまで搭乗口付近で待ちます。搭乗までの時間は保安検査を通過したエリア内の売店や飲食店を利用できます。搭乗開始の案内を聞き逃さないよう搭乗口から離れすぎないようにした方がいいですね。
搭乗
搭乗開始のアナウンスがあったら案内に従って機内に入ります。座席はあらかじめ決まっているため搭乗時に急いで席を確保する必要はありません。航空会社によってはビジネスクラスや子供連れの乗客などを先に案内することがあります。
席に着いたらシートベルトを締め、手荷物を前の座席の下や頭上の収納棚に入れます。スマートフォンやタブレット、PCなどの電子機器は航空会社や機内アナウンスの指示に従って機内モードなどに設定します。
離陸前は背もたれを起こし、テーブルを収納しておきます。シートベルト着用サインが消えるまでは座席で待ちます。離陸後、シートベルト着用サインが消えれば必要に応じて背もたれを倒したりテーブルを使ったりできます。
電子機器の使用方法や背もたれ・テーブルの扱いなどは、航空会社や機内の案内に従います。
到着後の流れ
到着後、預け入れ荷物がない場合はそのまま到着ロビーへ向かいます。
預け入れ荷物がある場合は手荷物受取所へ進み、利用した便名が表示されているターンテーブルの前で待ちます。荷物が出てきたら、自分の荷物を受け取ります。
荷物を受け取ったら到着ロビーへ進みます。電車やバスへの乗り換え、または乗り継ぎ便がある場合は、案内表示に従って目的の場所へ向かいます。
おわりに
国際線に乗ることが多いので、何十年かぶりに国内線を利用したときは「ああ、国内線ってこうなんだ」と思いながら手続きをしたことがあります。
沖縄に行ったときの便では、離陸した瞬間、機内の子供たちから「うわ~」と歓声が上がりました。私の子供たちは、その賑やかさに少し驚いていました(飛行中もザワザワしてました笑)。乗り慣れている国際線では、離陸の瞬間はいつも静かだからです。



