初めてでも大丈夫!「国内線」飛行機の乗り方

2021年7月31日

国内線の乗り方

初めての飛行機、一度乗ってしまえば簡単なことなのですが、始めてのことは誰だって不安になります。

・何時までに空港に行くの?
・空港に到着したら何をするの?
・どの飛行機に乗ったらいいの?

などなど・・・。

国内線の飛行機の乗り方を詳しくご紹介します。

1. 旅行会社やオンラインでチケットを購入します。

旅行会社で申し込むと、相談や質問ができるので安心です。
インターネットでの申し込みは、自分で色々と決めたい、手続きを簡単に済ませたい人に向いています。

旅行を申し込むと旅行会社からチケット(搭乗券)、搭乗券引換券、搭乗券引き換えの番号などが送られてきます。
最近は、搭乗券そのものを渡されることが少なくなりました。(が、チケットそのものが送られてきたら当日まで大切に保管してください)

搭乗券引換券、搭乗券引き換えの番号の場合は、当日、カウンターでそれらを提示してチケットを受け取ります。
もしくは、チェックインカウンター付近に「自動チェックイン機」が設置されている場合、それを使ってチェックインすると、チケットが印字されて出てきます。

また、「eチケット」といって、あらかじめ自宅でインターネットを使ってチェックインすることもできます。その場合は、プリンターを使ってチケットをプリントアウトします。プリントアウトしたチケットで飛行機に乗ることができます。

プリントアウトしたチケットは濡れると印字が消えたりにじんたりするため、ビニールに入れておくと安心です。
プリントアウトができなくても大丈夫です。当日、カウンターで「プリントアウトできませんでした」と申し出ればチケットを印刷してくれます。

2. 荷物の準備をします。

飛行機に乗る際に、

・手荷物
・預け入れ荷物

というものを用意します。

「手荷物」は、あなたが飛行機の中に持ち込む荷物です。
この「手荷物」には、財布、チケット、携帯電話、デジタルカメラといった貴重品を入れて機内に持ち込みます。

「預け入れ荷物」は、通常スーツケースのような大きめの荷物です。
この中には、着替えや「手荷物」に入らない大きい荷物などを入れます。(例えば、手荷物に入れることのできない「化粧品」など)

「預け入れ荷物」は絶対に用意しなければいけないものではありません。
もしあなたが、「手荷物」に十分な着替え等を含めることができるとか、現地ですべて調達するというなら、預け入れ荷物を作る必要はありません。

注意したいのは、「手荷物」も「預け入れ荷物」に入れてはいけないものがあるということです。
一般的に、「手荷物」でも「預け入れ荷物」でも、発火・引火・爆発する恐れのあるもの、毒物といった危険物は禁止されています。

「手荷物」に入れるのは大丈夫でも「預け入れ荷物」はダメというもあります。
安全に飛行機を運行するためのルールなので、あなた自身が利用する航空会社の規定を確認してください。

3. 当日の流れ。

いよいよ飛行機に乗る日がやってきました。

1. 当日、電車が遅れた、車が故障した等といったアクシデントも考慮して、余裕をもって家を出るのがおすすめです。

とはいっても、あまり早くに空港に到着してもチェックインはできません。
スーツケースをもってウロウロと歩き回るか、お茶を飲みながら時間をつぶすしかなくなります。

旅程表に記載されている離陸時間(出発時刻)の1時間~1時間半前ぐらいに到着するのがベストです。

2. チェックインをします。

自宅などですでにチェックインを済ませて、かつ、預け入れ荷物がない場合、チェックインは不要です。

そうでなければ、
利用する航空会社のカウンター付近に「チェックイン時刻」を知らせてくれる掲示板で時間を確認し、時間が来たら、カウンターでチケット、引換券、引き換えの番号などを提示します。
「預け入れ荷物」あればカウンターに引き渡します。

荷物を預けると「クレームタグ」という番号を渡されます。
クレームタグは2枚発行されます。通常、裏面がシールになっていて、1枚はあなたのチケットの裏に、もう一枚はあなたの「預け入れ荷物」に貼付されます。

これは、万が一、あなたの荷物が紛失してしまった場合に必要になります。
荷物が出てきた場合、貼付されているクレームタグの番号により「あなたの荷物」だと識別するためです。
そのため、飛行機を降りて荷物を受け取るまで「チケットとクレームタグ」を紛失しないよう注意が必要です。

チェックインした後は、搭乗時刻になるまで買い物をしたり、食事をしたりして待ちます。
空港内には、「搭乗口案内ボード」というものがあちこちにります。

搭乗時刻が近くなると、あなたが向かうべき搭乗口を知らせてくれます。
ゲート番号が表示されたらセキュリティチェックへ移動しましょう。

「搭乗中」と表示されていたら急いだ方がよさそうです。

3. セキュリティチェック(保安検査)を受ける

金属探知機やX線で「あなた自身」と「手荷物」の検査を受けます。

ここでナイフやハサミといった凶器になりうるものを持っていると没収されてしまいます。
いくらお土産でも、小さい刀や十手、また、場合によってはペットボトルの飲み物といった液体も没収されます(未開封だと大丈夫なこともありますが、飲み物はセキュリティチェックを通過した後に購入するのがおすすめです)。

セキュリティチェックでは、荷物をのせるトレイがありますので、携帯電話やタブレットなど、きちんと並べて提示します。

4. 搭乗口付近で待機する。

搭乗開始のアナウンスがあるまで、搭乗口付近で待ちます。
この時に、飲み物を買ったり、食事を済ませたり、空弁(お弁当)を購入したりします。

5. 搭乗する。

いよいよ、飛行機に乗り込みます。
座席はすでに決まっているので、慌てて並ぶ必要はありません。
通常、ビジネスクラスや小さい子供連れが優先で乗り込みます。

席に着いたら、携帯電話・スマホ、タブレット、PCの「電源を切る」もしくは「飛行機モード」に設定しましょう。

座席に座るなり、背もたれを倒したり、テーブルを出してはいけません。
飛行機が離陸して、水平飛行に入るとベルト着用のサインが消えます。
そのタイミングで、背もたれを倒したりテーブルを使うことができます。

携帯電話が「飛行機モード」になっていないと、飛行機が受信すべく電波を妨害する恐れがあり危険です。
過去に、ルールを守らずには逮捕者が出たり、飛行機が遅れるといった例があります。
楽しい旅をするためにもマナーはきちんと守りたいものです。

6. 到着

「手荷物」だけで搭乗した人はそのまま到着ロビーに向かいます。

該当のターンテーブル(乗ってきた便名が表示されています)の前で待っていると、あなたの荷物が流れてきます。

荷物を受け取り、到着ロビーへ向かいます。
到着ロビーで添乗員が待機しているならその人を探します。
電車、バス、、乗り継ぎの飛行機を利用するなら該当のカウンターへ。
そうでない場合は、そのまま空港を出ます。

おわりに

飛行機を利用して旅行をした人の多くは「飛行機、また乗りたい」と言います。
旅行自体が楽しかったというのもあります。
でも、沖縄に行く便の離陸の瞬間、子供たちが「うわ~」と歓喜に満ちた声をあげたとき、飛行機に乗ることも旅行の楽しみの一つなんだなと感じます。

ぜひ、あなたもそんな楽しい旅行・楽しい感覚を味わってください。