知っておきたい!国際線の飛行機の乗り継ぎ方。荷物はどうなるの?
初めての「国際線」で、しかも「乗り継ぎ」となると、どういうシステムになっているんだろう?と疑問だし、ちょっと緊張してしまいますよね。
慣れてしまえば何てことないし、誰でも初めてのときはドキドキするものです。
国際線での乗り継ぎ方法ははいくつかパターンがあります。
旅程表を見るとどのような乗り継ぎになるのかは一目瞭然なのですが、不明な場合はチケットを予約した旅行会社、または、当日のチェックインカウンターで質問するといいでしょう。
機内でキャビンアテンダントに聞くこともできますが、どのような旅程なのかも知らずに飛行機に乗り込むのはちょっとはずかしいです。
国際線を乗り継ぎ:飛行機の乗り方
国際線の乗り継ぎの仕方にはいくつかパターンがあります。
1. 乗る飛行機がすべて同じ航空会社によるもの
旅行行会社で「乗り継ぎを含む国際線」を申し込むと、たいてい同じ航空会社、もしくは提携航空会社間の便を予約してくれるのが通常です。
このケースが一番楽に乗り継ぎができます。
なぜなら、一度チェックインをすれば、通常、次の便のチェックインも同時に済ませることができるし、預け入れ荷物も最終目的地まで運んでくれます。
あなたは経由地の空港で降りると当時に、あなたの荷物も降ろされて次の飛行機に積んでくれるという寸法です。
経由地の空港内に降りたあなたは、そのまま「Transit」のサインに従い空港内を移動して次の搭乗ゲートに向かいます。
乗客がきちんと乗り継ぎできるよう航空会社の方でも考慮されています。
そのため、最初の飛行機が遅れない限り、空港内を移動する時間は十分にあるはずです。
2. 飛行機はすべて同じ航空会社、でも飛行機を降りないパターン
この場合、飛行機は経由地の空港に着陸しますが、降りるのは「その空港が最終目的地」の乗客だけです。
あなたにとってそこは「経由地」でしかありません。
そのため、飛行機に乗ったまま待ちます。
例えば、成田―オランダ―ロンドンという行程で、便名がすべて「KL777」だったとします。
ということは、「KL777」便が成田からロンドンまで行くということになり、あなたはその便を降りてはいけないということになります。
これを知らずに他の乗客と一緒に途中の空港で降りてしまう人がいるようです。
3. すべての航空会社は同じ、でも、またチェックインしなくてはならないケース
最初のチェックインのときに、現地時間との時差、コンピューター、業務時間の関係などで次の便のチェックインができない場合があります。
その場合、再度チェックインしなくてはなりません。
なぜなら、次の便のチェックインが完了していないため、あなたの次の便のチケットが発行できないだけでなく、荷物も飛行機から降ろされてしまうからです。
ですから、あなたは飛行機から降りたら「入国審査」へ向かい、ターンテーブルで荷物を受け取ります。
そして、再度チェックインをする必要があります。
乗り継ぎの時間が2時間ぐらいしかない場合は注意が必要です。
入国審査で並んで、荷物が出てくるのを待って、さらにチェックインカウンターで並ばなくてはいけない可能性があるからです。
次の便までに7時間以上あるなら焦る必要はありませんし、10時間以上の時間があるならホテルで休むこともできます。
おわりに
最近はコンピュータの環境が整っているので、チェックインの作業がスムーズになったと感じますが、15年前はまだまだ不便なことがたくさんありました。
成田からロンドンに飛ぶまでにイギリスのコンピュータは稼働しているのに、フランスがダウンしていたため、フランスで一度降りなくてはならないことがありました。
「フランスで再度チェックインするように」と言われたので飛行機を降りました。
しかし、フランスでなかなか出てこない荷物を待っているうちにロンドン行きの飛行機が出てしまいました。
荷物が出てこなかったのは航空会社の落ち度だったので、ロンドン行きの便も、後日荷物を届けてもらうのも航空会社の負担でやってもらいました。
でも現在は、旅行会社で手配してもらうチケットなら、乗り継ぎ時間はたいていチェックされているので間違いはないかと思います。
あとは飛行機が遅れないことだけを願って旅行を楽しんでくださいね。